１０月１７日（火）、中村高志執行委員長他執行部４名と地区代表役員３名は、大分県教育委員会に対し、「平成３０年度教育予算に関する要求」に関する交渉を行いました。
冒頭に中村高志執行委員長と工藤利明教育長が挨拶を行いました。その後、下記項目について、具体的な交渉及び要望を行いました。

要望項目は以下の通りです。

1. 教育費の増額について
   1. 学校管理運営費の増額を図られたい。
      1. 団体費等保護者負担に関する予算の増額を図られたい。
      2. 深刻化する温暖化に対応するためエアコン使用条件の見直しと光熱水費の増額を図られたい。
      3. 校舎外窓を清掃するための予算措置を図られたい。
   2. 学校紹介のための予算の増額を図られたい。
   3. 急激な生徒減少に対応するため、高等学校にも少人数学級の設置を図られたい。
   4. 地域の高校活性化支援事業の拡充を図り、地方創生に向けた取組を推進されたい。
   5. 高等学校における通級による指導のための人的配置や環境整備を早期に進めるとともに、高等学校における特別支援教育の一層の充実のための支援体制を強化されたい。
   6. 教員が教科指導、生徒指導に専念するために、職員室に事務スタッフの配置を図られたい。
2. 施設・設備の拡充・整備について
   1. 情報セキュリティーの確保を図りながら、ＩＣＴ教育や校務の情報化を推進するための予算措置を図られたい。
      1. 公立学校専用のインターネット回線の整備を図られたい。
      2. ＩＣＴ教育を推進するための予算措置を図られたい。
      3. 校務の情報化を推進するための環境の再整備を図られたい。
   2. 各種施設・設備の充実を図るとともに、維持・修繕費、設備の更新費の増額を図られたい。
      1. 教育効果向上のため、空調設備の拡充を図られたい。
      2. 学習環境の向上、スポーツ・文化振興のため、各種施設・設備の拡充整備を図られたい。
      3. 実験実習のために必要な施設を計画的に整備されたい。
      4. 特別支援学校の施設設備の充実と高等特別支援学校設置に向けた予算措置を図られたい。
      5. 盲学校、聾学校の特殊性に配慮し、児童・生徒が安心して学べる環境の維持を図られたい。
      6. 各種工事の施工管理体制の厳格化を図られたい。
3. 教職員の定数について
   1. 習熟度別学習、コース制、スポーツ振興等「個に応じた教育」の推進に向け、教員を増員するための予算の増額を図られたい。
   2. 養護教諭の分校への配置を維持するとともに、複数配置を拡大するための予算の増額を図られたい。
   3. 副校長・主幹教諭・指導教諭の配置拡大のための予算の増額を図られたい。
   4. 人材育成の観点から、計画的な採用試験の実施を図られたい。
4. 生徒の安全・安心確保について
   1. いじめ・不登校・貧困対策のための予算の増額を図られたい。
      1. 携帯電話やスマートフォンに関するトラブル等への相談窓口を設置されたい。
      2. スクールソーシャルワーカーとスクールカウンセラーの更なる増員を図られたい。
   2. 防災対策と自然災害発生時の緊急対応のための予算措置を図られたい。
5. 教職員の福利厚生・勤務条件・待遇改善について
   1. 退職金水準を維持されたい。
   2. 健康支援体制充実のための予算の増額を図られたい。
   3. 自然災害発生時における教職員の勤務条件の整備を図られたい。
   4. 教職員の職場環境向上に向けた予算措置を図られたい。
   5. 育児と介護に関する休暇制度の充実を図られたい。
   6. 部活動指導体制充実のための予算の措置を図られたい。
   7. 臨時教職員の待遇改善を図られたい。
6. スポーツの振興について
   1. 部活動における生徒輸送のための予算の増額と引率に関する保険制度の改善を図られたい。
   2. 東京オリンピック・パラリンピック並びに２０１９ラクビ―ワールドカップに向けた県民スポーツの競技力向上に向けた予算の充実を図られたい。
7. 教職員の研修について
   1. 教員免許認定講習・教員免許更新講習充実のための更なる予算措置を図られたい。
   2. 各種研修のための予算措置を図られたい。